3月、世界最大の馬関連の見本市「エクイターナ」をドイツ・エッセンまで見に行く。
馬のショーや乗馬関連グッズもいつもながら素晴らしいが、今回は千葉の事が頭から離れない。そこで、ショッピングもそこそこに、厩舎や馬場関連のブースを中心に回る。
ドイツには厩舎建設専門業者だけでなく、乗馬施設全体を設計監理する業者もあり、乗馬がいかにドイツでポピュラーか、改めて感じる。
見れば見るほど、「良いものを作りたい！」という気持ちが強くなる。マイスターのヤン氏が「俺たちは生き物を相手に仕事をしているのだから、工場や倉庫のような場所では良い仕事はできない」と言ったことを思い出す。
エクイターナの”Hop Top Show”
ドイツには厩舎設計の専門業者まである
7月まで、千葉のこの土地でESJをやるかどうか、考え続ける。
4，5月にはヤン氏、スザンヌ女史も連れて行き、意見を求めた。
そもそも千葉にESJの分校を作ろうと思い始めたのは2014年、友人の乗馬クラブLでESJの講座をやり始めてから。それまでも「いつかは関東にESJの分校を作りたい」という願望はあったが、それは飯田に近い方の東京の西側を想定していた。だが、千葉で講座をやり始めたところ、東京・埼玉さらには神奈川からもお客さまがお見えになるのを目にして、「千葉でもできるかもしれない」と考えるようになったのだ。飯田からは遠い（340㎞）ものの、関東の人にとって定期的（週1回以上）に来られるのであれば、土地のある千葉も十分検討の余地があると考えていたところにこの話を頂いたため、タイムリーだったわけだ。
とはいえ八街は、読み方すら知らなかった場所で、まったく馴染みも土地勘もなく、「すぐにやります」とは言えなかった。
ただ最終的には、場所そのものが新しく（競馬などの中古施設ではない）、ESJのコンセプトを実現していくには良い場所だと判断し、8月、正式に地主さんにお願いすることにした。
八街駅のこんなものも、僕の気持ちを後押ししてくれた・・・（⁉）
JR八街駅前の野馬のモニュメント
野馬の裏堀りをする少年たち（!）
野馬に乗って広場を駈ける少年（⁉）