2015年 夏〜秋 ESJ千葉校のコンセプトを検討する

2015年の夏から秋にかけては、この千葉校をどういうものにすれば良いか、考えていた。
ESJには「世界に通じる真のホースマンを目指す」という理念がある。プロやアマ、老若男女を問わず馬を愛し、馬を理解し、馬の幸せを願う人々の集まり。そして人馬一体の境地を目指すべく、馬からも世界中のエキスパートからも教えを請い、学んでいく姿勢。こういったものを掲げ、ESJは2003年から活動を続けてきた。
だから、新しく作る千葉校は、その姿勢が明確に表れるものでなくてはならない、と強く思うようになった。

“Horse First” という言葉がある。僕がイギリス留学中にポニークラブで知った言葉だ。それから20年、馬術にのめり込めば込むほど、この言葉の重要さが身に染みている。僕たちは確かに自分の喜びのために馬を使う。しかし、より深い喜びを得ようと思ったら、それは馬も共に喜びを感じてもらわなければ成り立たないという事が分かる。同じ運動をしていても、馬が前向きな姿勢を示している時と、“いやいや”“しぶしぶ”やっている時とではまったく感覚が違う。つまり、馬が健康で、自ら進んでやる気になっていてはじめて、乗馬の大きな喜びも感じられるのだ。

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